【米国】アフガニスタン撤退は、バイデンの「英断」だった
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/08/post-96980.php
<「永遠の戦争」を続ける必要はない。アメリカは中国や温暖化などの、戦略課題にシフトするべき時だ>
タリバンの攻勢を前にアフガニスタン政府軍はひとたまりもなく敗走し、アシュラフ・ガニ大統領はそそくさと国外に逃亡。
残された市民は空港に殺到し、離陸する米軍機にしがみついて死者まで出る騒ぎに──。
こうした光景を目の当たりにして世界中のメディアが抗議の声を上げ、ジョー・バイデン米大統領は轟々たる非難の矢面に立たされた。
アメリカはアフガニスタンを失い、メンツも失った。「いざというとき頼りにならない国」として同盟国の不信を買い、バイデン政権は深刻な痛手を受けた。
タリバン政権の復活はアフガニスタンの人々を苦しめるばかりか、世界を再びテロの脅威にさらす危険もある。
近年ではアフガニスタン駐留米軍の人的被害はごくわずかだったことを考えると、米軍撤収は明らかにコストが便益を上回る「まずい判断」だ。
だが待ってほしい。このロジックは米軍駐留の副次的な側面ばかり見て、より大きな戦略的構図を見失っている。
バイデンはアメリカの「永遠の戦争」に終止符を打った。
これは国家安全保障戦略を練り直し、「テロの脅威」から今日の重要な戦略的課題である「中国、ロシア、イランの脅威」に資源をシフトするための決断だ。
■アフガニスタンでの壮大な無駄遣い
そもそもアフガニスタンに1世代のアメリカ人の生命と1兆ドル超の予算をつぎ込むことは、生命財産の壮大なる無駄遣いだったのだ。
※略
グローバルな対テロ戦争が想定していたのは、イスラム過激派のテロ組織は全て共通のイデオロギーと世界戦略で結ばれたネットワークを形成していて、
その頂点にビンラディンとアルカイダが君臨している、という構図だ。米情報機関は世界の80以上の国と地域にアルカイダの支部があると警告していた。
これは誤りだった。アルカイダの永続的な組織が存在するのは6カ国のみ。
ジハーディスト(聖戦主義者)は共通のイデオロギーはあるが、多くは世界戦略ではなく、地域の勢力争いに没頭している。
■「文明の衝突」という考えの誤り
対テロ戦争にはまた、ジハーディストが自由主義の国々を攻撃するのは「私たち(自由主義の国々)の在り方が気に食わないからだ」という前提があった。
そこから、これは「文明の衝突」だという考え方が生まれた。
だがジハーディストを突き動かすのは「私たちの在り方」ではなく「私たちがやること」だ。
彼らの多くは、米軍のアフガニスタン占領など特定の行為や状況に抵抗している。つまり、彼らは「反乱分子」であってテロリストではない。
タリバンは反乱軍だが、米政府はテロ組織と見なしてきた。
※略
■アメリカの国益は傷つかない
バイデンは、アメリカがもはやアフガニスタンに重大な国益を持たないと判断した。
たとえタリバンが権力を奪還しても、アメリカの重大な国益は傷つかない。タリバンの目的は、アフガニスタンからアメリカを排除することだからだ。
アメリカの国家資源を、アフガニスタンの人々を守り、「アフガニスタンにおけるテロとの戦い」にささげ続ければ、「アメリカのテロとの戦い」への資源配分がゆがめられ、
アメリカの戦略的課題に対処する能力が低下する。
現在のアメリカの戦略的課題とは、大国の仲間入りを果たして攻撃的な姿勢を強める中国や、依然として敵対的なロシア、中東を不安定化するイラン、
人類の存続を脅かす地球温暖化、そしてアメリカの安定と民主主義を脅かす国内の政治社会問題だ。
※略
米軍の撤収さえ終わっていないのに、大統領や政府軍が早々に逃走したことは、3800万人のアフガニスタン人にとっては悲劇だ。
だが、バイデンはアメリカの大統領であり、彼の責任はアメリカの国益を守ることだ。
なにより重要なことに、アフガニスタン撤収は、アメリカの政策立案者と大衆に、アメリカの国家安全保障を真に脅かすものは何かを見極めることを可能にするだろう。
ろくな計画もない「テロとの戦い」の20年間で、世界全体で80万1000人が命を落とし(このうち33万5000人が民間人)、3800万人の難民が生まれ、
アメリカは6兆4000億ドル以上の資金と人命を浪費した。
アメリカは今、想像上のテロの脅威に基づき、国家安全保障を考える必要はなくなった。
遠く離れた、はっきり言って、重要ではない国アフガニスタンを安定させようと必死になる必要は、もうない。
バイデンは困難だが、正しい決断を下したのだ。
元CIA工作員のグレン・カールらしいコラムだ。
これは論理的には正しかろう。しかし情念への訴えかけが足りない。だから共感を呼びこめない。
会ったことはないけど、文は人なりといわれているから、きっと薄情な人なのだろう。
しかしよく考えてみれば、情に厚いCIAなんて職業適性がなさすぎ役立たずだろうからこりゃ仕方がない。
同じことをトランプがやってたらぼろ糞に叩いてただろおまえらマスゴミは
それはトランプの功績では…
しかし今日のテロがISだったとすると、米軍の撤収が上手く行ったとしても
遅かれ早かれアフガンは地獄になるという事か
問題なのはアフガンから撤退するか否かじゃない(この点はトランプもバイデンも意見は同じ)
問題なのは撤退の仕方
整然と秩序を保っての撤退ではなく、混乱と怒号と悲鳴と犠牲に彩られた敗走になってしまった事だ
アメリカの威信と信用を必要以上に傷つけた事によって、中国をますます勢いづかせてしまった事だろ
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1629902933/
そのせいで今死ぬほど大変な目にあってる各国の軍隊に土下座しろよクソジジイ
テロとの戦いは軍需産業への利益誘導
ジョー・バイデンが指示したアフガニスタンからの米軍撤退や、カブール国際空港を中心とした避難活動が大失敗し、アフガニスタンが完全に崩壊する中、ウィキリークスは過去のアフガン戦争に関連する重要なリーク情報を再投稿した。これらは、10年以上前に初めて公開された米国の膨大な機密文書を集めたものである。
また、ジュリアン・アサンジがアメリカ史上最長となるこの戦争の背景にあるものを説明している2011年の映像が、先週、再び投稿され話題となっている。
この昔のインタビュー映像の中で、アサンジは、「(アフガン戦争の)目的は、アフガニスタンを利用することであり、アメリカやヨーロッパの税源からアフガニスタンを通じてお金を資金洗浄し、多国籍の安全保障(産業)エリートの手に移すことだ。目的は、成功する戦争ではなく、終わりのない戦争だ」と語っている。
アサンジが逮捕されるわけだ
アメリカは無料の傭兵じゃないんだから撤退は当然だった
タリバンから韓国の支援を受けてたのをにおわせてたのが
本当に撤退して裏切り者を見つけれて良かった。
何ていうか楽しみではある
アメリカの尽力でアフガニスタンは平和になった、とか言うのかな
Merry Christmas!
「ベトナム戦争を終わらせる」
無様な敗走劇をしたのはバイデン